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ピッツェリア ナオ

2010年 /ロゴデザイン

担当 / Eiko Goto

石橋尚之シェフと出会ったのは8年ほど前、
私が明治屋産業の企画室でデザイナーをしていたころだった。
イタリア大使館のシェフをなさっていた経歴の方で料理の腕は
いうまでもなくレストラン事業のプロデュース力もすごい方で、
全国各地にイタリアンレストランを展開。
仕事の実績もすごい方だったし、初めてお会いした時に
緊張したが面白い方だった。

レストランのロゴデザインでよくお世話になり私のへたくそな
イラストを何故か気に入ってもらえてた記憶がある。
私が辞める日、とっても大きなユリの花束を贈って下さった。
見た目は少し迫力があったが心優しいシェフでした。

私が出産を経てフリーのデザイナーになったとき、
シェフが独立開業され、薬院にイタリアンレストラン
「カーサ デ ナオ」を出店するというお話を聞いた。
すでにロゴデザインは他の方が作られていたので私には
外の装飾のデザインをご依頼頂いた。

時は2年程たち、当時の直属の上司だったO氏より連絡が
あった。彼は今は印刷会社のスゴ腕営業マン。
いろいろお世話になりっぱなしである。
それは3件目の「ピッツエリア ナオ」を博多のリバレインに
出店するのでそののロゴ作成をお願いしたいという話だった。
すぐそばにシェフがいらした。
翌日私はまず味・雰囲気を再確認したく、ランチを予約した。
忙しいだろうから食べて帰るだけのつもりだったが石橋氏は快く
「ピッツェリア ナオ」への思いを語ってくれた。

「カーサ デ ナオ」は高級な感じがあり、特定のお客様や
誕生日などの特別な日に来て下さるお客様が多いけど
「ピッツェリア ナオ」はもっとラフにカジュアルに普段使いに
来てもらいたい。それがシェフの希望だった。

私は話を聞いていくうちに当時テレビチャンピオンでピザ職人
対決に出演され、見事優勝を飾ったシェフのピザを回す姿を
思い出した。それだ!
カジュアルで親しみやすく、何のお店か一目でわかるには
こシェフがピザをまわす姿をトレードマークにすればいい。
直観でそう思った。そしてその思いを伝えるとシェフは頷き、
ロゴ作りは始まった。

最近の私はコンセプトという難しいことよりもストーリー性を大事にしている。
そのデザインのひとつひとつに物語は必ずある。
ピッツェリア ナオ はイアタリアの川沿いで白いパラソル
のもと、たくさんにぎわうなか皆が楽しそうにピザやパスタを
味わっている。
雑音とともに聞こえる笑声。昼間っから赤ら顔のお客様。
みんながマナーや他人を気にすることなく楽しく食べている。
でもピザは職人の手によりひとつひとつ心をこめて作られらた
職人の作品。そんなイメージを勝手にもりこんだ。
ピッツェリア ナオ
092-409-8703
福岡県福岡市博多区下川端町3-1 イニミニマニモ 1F
11:00?23:00(L.O.22:30)
http://www.web-soigner.jp/fair/em3/1841

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