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pao茶

2003年12月 / パッケージ作成

担当 / Eiko Goto

pao茶

私が派遣デザイナー時代に明治屋産業株式会社で作成したもの。
pao茶のパッケージに貼るシール、それを置く什器に関わるPOPなどを作成。
退社する前の最後の作品となったこの作品は中国茶のパッケージだったので
中国茶の種類、入れ方、歴史までひとつひとつ調べた。
企画から店に並ぶまで約半年。
このとき、私は妊娠九か月で大きなお腹になっていた。

当時私は明治屋産業株式会社の企画制作課に所属していた。
入社当時は旧姓だったが一か月後にニブヤ→ゴトウに苗字が変わり、
大変呼びやすくなったらしい。

ここでは、たくさんの作品を担当させていただいた。
この会社には運命を感じた。私が店舗デザイン会社を辞め、
一時パソコンのインストラクターをしていた時に久留米に住んでいたが
佐賀県の鳥栖に勤務になり、当時付き合っていた主人との時間を作りたいがために
福岡で仕事を探した。パソコンのインストラクターではなく、
デザイナーとして派遣に登録したその日に明治屋産業の話が舞い込んできた。

面接に行くと海のそばのビジネス街にそびえたつ高い自社ビル(当時)の
15階で面接で緊張したが二人の若い社員が面接官でどこか拍子ぬけした。

イラストを書けますか?と聞かれ一番苦手な分野だったが
「書けます」とハッタリをかました。運よく合格したものの、イラストも描くはめになった。
言ったために描いてみた。すると面白いくらいに描けた。

そんな感じで派遣の分際でメインデザイナーとして
約二年近く勤務したが出産のため退社した。

ここではグラフィックデザインの基盤ができたようなもの。
お客さんと打ち合わせして作るデザインに慣れていたが
打ち合わせに行かず、デザイン室でもくもくとデスクに向かって
イメージしデザインする苦しさをここで学んだ。
それが今の広告代理店の仕事に生かされている気がする。

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