2007年 8月 / ポスターデザイン
担当 / Eiko Goto
陶芸家・花城紀之氏が陶芸教室をもっと広めたいから
教室の外に貼るポスターと教室におくチラシのようなものを
作れないかと言ってきた。
それならば、ポストカードはどうかと勧めた。
ポストカードならそのまま切手を貼ってだせるし、
チラシのように捨てられないしいいのでは?
ということでポストカードも作成。
問題はポスター。
雨ざらしになるからインクジェット+ラミネートでは
耐水、耐光性に欠ける。
1枚だけの作成だからポスター印刷では単価が高過ぎる。
そこでテントによく素材のPET印刷に決めた。
これならば耐水、耐光性もバッチリ。
花城氏は今は二階建ての古い木造のアパートを改造し
1階の外には窯があり
店内は教室、作成室。二回がギャラリーとなっている。
彼は自分の感性で焼き続けている。
そして福岡の知り合いの雑貨ショップにも作品を置いている。
私もこういうイメージで・・とお願いし、
大皿と姉の遺品であるアクセサリー入れを作ってもらった。
花福窯は温もりがありいい味の作品が多い。
彼の出す色加減が私は好きだ。
陶芸も習いたいが時間がなかなかとれないので
いつかはとは思うのだが。。
今回の彼のポスターには、花福窯のこだわり、
彼の人柄もよく伝わるよう、彼自身にモデルになってもらった。
私がカメラのファインダーを彼に向けると
彼は緊張の色もみせずに、もくもくと自然に作品を作っていた。
こんなアップ、恥ずかしいからちょっと・・という彼だったが、
その作品はこういう人が作っている!
こういう先生に教わる!とアピールしたいから、
ぜひ、載ってほしいといい、彼に登場していただいた。
出来上がりを見ると満足してくれたようで
自分自身がアップで出ててもまんざらではない様子。
全体の色のイメージも彼がよく愛用する色・グリーンを
全体カラーに使った。
彼の作る温かく、味のある作品がこのポスターで
表現出来てれば何よりだと思う。